健康志向にも最適!みりんの魅力と使いこなし術
健康を意識した食生活に、「みりん」は欠かせない調味料の一つだと思います。
今日はお気に入りのみりんを広島鞆の浦まで買いに行きました~~。もうずっとこれを使っているのですが、お料理が本当に美味しくなるのです。
そこで、みりんのことを、基本知識やその健康効果、そしてさまざまな料理への応用方法などを調べてみました。
みりんの歴史や製造方法、種類と特徴について基本的なこと。
みりんが持つ栄養成分とその健康効果。
みりんを上手に使いこなすための基本的な使い方や絶品レシピ。
使う上での注意点や保存方法。
日々の料理に健康的で美味しい変化を加えることができたらいいなと思ってます。
みりんの基本知識
みりんは、日本料理において非常に重要な調味料の一つであり、料理に深い味わいやつやをもたらしますよね。その甘みと風味は、料理の幅を広げくれています。みりんの歴史と製造方法、種類と特徴について調べてみました。
みりんの歴史と製造方法
みりんは戦国時代から有り、甘いお酒として飲まれていました。江戸時代になって料理用として徐々に使われるようになり、現在は専ら調味料として使われています。
本みりんは糯米(もちごめ)、麹米(こうじまい)(粳米(うるちまい))及び焼酎の三つの主原料で作られます。
https://www.iriehonten.jp/item/mirin.html
アルコール分は約14%で清酒より1~2%低めです
私のお気に入りのお店「入江豊三郎本店」さんのホームページから引用しました。
みりんの種類と特徴
みりんには主に三種類あります。それぞれの特徴などを調べてみました。
こちらも「入江豊三郎本店」さんのホームページの中に本みりんコンシェルジュ片口菜摘さんのコラムから引用いたしました。
本みりん本みりんは酒税法が適用される、酒の一種。そのため、20歳未満の購入は禁じられている。材料は、もち米・米麹・蒸留酒です。糖類の添加は規定量まで認められています。本みりんと記載する製品には、これ以外の原料を入れることはできません。
アルコール度数は、13.5~16.5%。入江豊三郎商店の本みりんは、14%程度で比較的標準値。
また、アルコール度数は規定がないものの、エキス分が40%以上でなければならない、と法律で定められている。(過去にエキス分が薄いみりんがお酒として流通して市場を荒らしたことがあったため。)それによって、酒税が他の酒類に比べるとかなり安い。
元々は、“みりん”や“みぃりんちゅう”と呼ばれる甘いお酒として1600年代から爆発的に広まった。ところが、戦時中に製造を禁じられたり、食品工業の隆盛でコスト面からの圧もあり、類似調味料が多く発生したため、「みりん」に“本当の”という意味で“本”がつけられ、《本みりん》と呼ばれるようになった。保存:必ず常温
https://www.iriehonten.jp/mirinsan/mirinsan01.html
みりん風調味料みりん風調味料とは、アルコール分が法律で0.9%以下と定められている、食品分類の液体調味料。本みりんの真似をしているため、本みりんと同じく常温保存できるようにするため、塩分とクエン酸が含まれていることが多い。
アルコールを飛ばした酒や本みりんが実際に含まれているのは稀で、糖類・クエン酸・塩・水分であることがほとんど。戦後の食糧難にともない、本みりんの製造が禁じられた際に製造され始めた。また、2000年ころまで酒の販売が制限されてほぼ酒屋でしか取り扱えなかったために、酒を販売できないスーパーマーケットがみりん風調味料を販売し、販路が拡大した。原料も安価で、酒税がかからないため、非常に安価。ただ、料理の味のバランスを崩す原因にもなりやすい。
保存:常温・冷蔵どちらでも可
https://www.iriehonten.jp/mirinsan/mirinsan01.html
発酵調味料みりんここでいう発酵調味料は、食品衛生法に基づいた表示で、品目が“発酵調味料”と表示されるもののこと。塩こうじなどは含まない。
発酵調味料は、アルコールを保ったまま、酒を食品分類にする処置を施した酒類のこと。アルコール度数に対して1.5%の塩分を加える必要がある。この記事では本みりんに焦点をあてているが、塩を入れられる酒は、本みりんのほか、清酒やワインもあり、その場合は料理酒として販売されていることが多い。
よく、廃棄のために必要な不可飲処置と混同され、「液体に2%の塩を入れている」と書いている記載が見受けられるが、それは間違いである。これら塩を入れられた酒は、食品分類であるためスーパーマーケットが取り扱える利点もあるが、最も大きな利点は“材料に縛りがなくなる”ことであり、添加物を自由に入れられるようになることから、食品工業で重宝されている。業務用に、顧客のリクエストに応じてかなり自由に必要な塩分・うまみ調味料・みりん・酒を蔵元で調合し、それを食品分類の酒税非課税の状態で納品することで、食品加工工場は、調合の手間を省き、調合ミスのリスクを回避しつつ、酒税をコストとして削減できる。
保存:常温可だが冷蔵推奨
https://www.iriehonten.jp/mirinsan/mirinsan01.html
私も最初は安価なみりん風調味料を使っていました。お手軽ですしね。
今は本みりんがお気に入りです。
みりんの健康効果
みりんは日本の伝統的な調味料であり、多くの料理に深い味わいと甘みを加えてくれますよね。この万能調味料には料理だけでなく、健康に対しても様々な効果がるということも聞いたのでしらべてみました。
栄養成分とその効果
アルコール
適量のアルコールには血圧やコレステロール値を低下させる効果や、血行を促進する効果があります。
オリゴ糖
本みりんの糖類にはオリゴ糖が含まれています。オリゴ糖は胃酸や消化酵素でも分解されずに大腸まで届き、ビフィズス菌などの腸内細菌の栄養源となって、腸内環境を整えるために役立ちます。
アミノ酸
本みりんにはいろいろな種類のアミノ酸が含まれています。必須アミノ酸の一種であるロイシンには、疲労回復や筋力アップに効果があるといわれており、肝機能を高めたり、血糖値の調整を助ける働きもあります。
アスパラギン酸には体内の窒素代謝やエネルギー代謝を促し、体内の老廃物の処理や肝機能の促進、疲労回復の作用があります。またピログルタミン酸は、動物実験では抗がん作用が認められており、その効果について研究が進められています。
香りの成分
みりんに含まれる香り成分であるフェルラ酸はポリフェノールの一種で、高い抗酸化作用によって酸化ストレスから体を守る働きがあります。
フェルラ酸は脳内でアミロイドβが蓄積するのを防ぎ、アルツハイマー型認知症の予防に効果があるとして期待されています。
https://magokoro-care-shoku.com/column/the-effect-of-mirin/
とっても万能だということがよくわかりますよね。
おすすめの理由
今までみてきたように、みりんは天然由来の成分でできているため市販の化学調味料などが使われていないので安心ですよね。自然な甘さも気に入ってます。
また、料理に深みを与えるだけでなく、調理過程で栄養価を高める役割もしてくれるようです。例えば、味もしみこみやすくなったり、肉質を柔らかくしてくれたり、煮崩れをおこしにくくしたりしてくれるそうです。
そして今日お店で聞いたことでは、みりんの甘さには低GI値(グリセミック・インデックス)の特徴があり、血糖値の急激な上昇を抑える効果があるそうです!!これは、ダイエットや健康管理に気を使っている人にとって大変有益ですよね。低GI食品は満腹感を持続させ、過食を防ぐ効果もありますからね。
このように、健康にもよいみりんを日常の料理に取り入れることで、健康的な生活をサポートしてくれますよね。手軽に使用できるだけでなく、大きなメリットを持つのでこれからもどんどん使って行こうと思います。
みりんの使いこなし術
みりんは日本料理に欠かせない調味料で、その独特の甘味と風味は料理をがさらに美味しくなると思っています。みりんの使いこなし術として、料理における基本的な使い方やレシピなども入江豊三郎さんのホームページに片口菜摘さんが書いてくださっていたのでご紹介します。
料理における基本的な使い方
料理での基本的な使用法として、みりんは煮物や炒め物、焼物など幅広い料理につかいっますよね。
煮物においては、みりんを加えることで具材に照りが出て見た目が美しく!
みりんは素材の臭みを和らげ、味に深みを与えてくれます。(肉や魚の煮物に大さじ1~2杯のみりんを加えると、煮込み時間が短くてもやわらかく仕上がるそうです。)
野菜炒めや肉炒めで使うと、甘味がプラスされて調味料が素材にうまく絡みます。
焼物においてはタレづくりにみりんを使うことで照りが出て美しい仕上がりに!(焼き鳥や魚の照り焼きのタレに、醤油や砂糖と共にみりんを使うのは基本的ですよね。)
基本的な使い方・レシピの紹介
先ほどの片口菜摘さんコラムの中のものを引用しています。
https://www.iriehonten.jp/mirinsan/mirinsan05.html
その1:醤油と出汁と合わせて使う本みりん 1 : 醤油 1が基本です。どんな料理でもまず初めに本みりんを計量して入れるだけで味を簡単に決められるんです。
① 本みりんを煮立たせて、半量近くまで煮詰める
② 具材や出汁、水などを入れる
③ 醤油を本みりんの2分の1量をまず入れて味見する。残りの量を4分の1ずつくらい入れて味見をしつつ、味を整える。
④ 仕上げに味を締めるため、塩をひとつまみ入れる。※醤油によっては不要
使う醤油によって塩分がまちまちであること、また、甘めの味付けにしたい場合は醤油を途中で止める方が手っ取り早いので、このような手順になります。
これを利用したのがめんつゆです。
つけつゆだと、 本みりん 1:出汁 6:醤油 1
かけつゆだと、 本みりん 1:出汁 12:醤油 1
になります。
甘さを控えたいけど旨味を加えたい場合は、本みりんに日本酒を足して使いましょう。
その2:砂糖の代用として使う本みりんは、しっかり甘い上に甘さが軽いので、砂糖の代用としても最適です。また、複合的に糖を含んでいるので、血糖値の上昇が緩やかです。
その場合は、
【砂糖の約3倍量】で本みりんは同じ味になると言われています。つまり、
【砂糖の小さじ1=本みりんの大さじ1】 の甘さなんです。
酢飯用のすし酢
例えば、酢飯用のすし酢。ちょっと甘めの、砂糖1:酢1に少しの塩をベースにすると、
本みりん 3:酢 1 に少しの塩 となります。
ちなみに、これ、かなりオススメです。砂糖がとけたか確認する必要がないし、米酢と合わせれば米と塩だけでできた調味料を米にかけるというベストマッチが完成するので、おすすめです。
お菓子の場合そのまま砂糖として使えます。特に、水+砂糖は全て本みりんに置き換えられます。
レシピ集もでていましたよ。こちらです。
https://www.iriehonten.jp/mirin-recipe.html
やっぱりみりんってすごい!
入江豊三郎本店に行って購入してきたのですが、もう何年もずっと使っていて、本当にお砂糖をあまり使わなくなったのです。
みりん風調味料から、教えてもらって三河みりんを使い始め、その後たまたま入江豊三郎本店さんのみりんに出会い、なくなったらドライブがてら買いに行ってます。
鞆の浦の名産品「保命酒」のお店です。https://www.iriehonten.jp/
今日お店で低GIなんですよ!というお話を聞いて、みりんのことを調べてみました。